WOSTEPコース (3年制)
スイスの名門時計学校「WOSTEP」認定コース
スイスにある名門時計学校「WOSTEP」との提携コースです。学生は「WOSTEP」にて名簿登録され、スイス本校と全く同じ教科書・カリキュラムで学びます。また、在学中の中間試験および最終試験合格者には、「WOSTEP」より認定書が授与。活躍の場は世界に広がります。



カリキュラム
| 【1年次】 | |
|---|---|
| ・基礎工具整備 I | ・スイス機械式時計のオーバーホール |
| ・スイスクォーツ時計のオーバーホール I | ・時計旋盤実習 I |
| ・外装修理実習 I | ・時計の歴史・基礎理論 I |
| ・学生セミナー I | ・WOSTEP中間試験 I & II |
| 【2年次】 | |
|---|---|
| ・基礎工具整備 II | ・スイス機械式時計のオーバーホール II |
| ・時計旋盤実習 II | ・複雑時計(クロノグラフ)のオーバーホール I |
| ・アンティーク時計のオーバーホール I | ・外装修理実習 II |
| ・時計の歴史・基礎理論 II | ・時計のデザイン |
| ・学生セミナー II | ・WOSTEP中間試験 III & IV |
| 【3年次】 | |
|---|---|
| ・複雑時計(クロノグラフ)のオーバーホール II | ・アンティーク時計のオーバーホール II |
| ・時計旋盤実習 III | ・学生セミナー III |
| ・WOSTEP中間試験 V & 最終試験 | |
課題ピックアップ
時計旋盤実習

このコースの授業では、時計旋盤でパーツを手作りする課題が多いのも特徴です。1年次の中間試験では、巻真(リュウズの芯になる部分)とピポットゲージ(穴石の直径を計る道具)を制作。巻真は直径1.5ミリのスチール棒より削り出します。また、ピポットゲージの先端加工は直径20/100ミリ、誤差5/1000ミリが要求される緻密な作業。この技術を習得するには、かなりの時間と忍耐力が必要とされます。
輪列と脱進機の調整

機械式時計は、ゼンマイがほどける時に生み出すエネルギーが各歯車に連動し、その回転速度を脱進機(ガンギ車、アンクルなど)と調速機(テンプなど)が一定制御することで正確な時間を刻みます。2年次の中間試験は、それらの歯車の配列(=輪列)と脱進機の調整です。アンクルのツメ石とガンギ車との噛み合わせに少しでも狂いがあると、精度に悪影響を与えてしまいます。そのため専用ツールを用いた1/100ミリ単位での微調整が必要とされます。
ヒゲゼンマイの精密調整

テンプは時計の心臓部である脱進・調速機の一部で、精度を左右する最も重要なパーツ。そして、それをコントロールしているのがヒゲゼンマイです。3年次の中間試験では、ヒゲゼンマイの精密調整に取り組みます。そのために必要なバイブレーティングツール(ヒゲゼンマイの振動数をチェックする工具)の制作から取り組むのも、このコースならではです。
WOSTEP最終試験

3年次の2月に行われる最終試験は、スイスのWOSTEP本校より校長および試験官が来校し、実技試験(16時間)と時計理論試験(2.5時間)を3日間かけて実施します。2008年もヒコではこれまでの結果を踏襲する世界最多20名の合格を実現。「WOSTEP」は、世界各国で15校とパートナーシップを提携していますが、WOSTEP本校を含めこのように多くの合格者数を出す学校は例にないもの。ヒコの授業水準の高さを証明する良い結果となりました。